アロマテラピーとハーブ療法の使い分けと中医学の視点(改正版)
2015.12.30 Wednesday 21:56



 フランスの科学者ルネ・モーリス・ガットフォセが
1928年代に「アロマテラピー」と題する著作を発表しました。

氏は昔から伝承されてきた植物療法に用いられる生薬の中でも
芳香性や精油に含まれる成分が心と情緒の面で
薬草やエキスを用いる薬草医学よりもはるかに効果的で
疾病治療にも好効果をもたらすことに注目し
これを主剤にした治療法の研究を進めました。


アロマテラピーの精油を抽出する部位には花、葉、果皮、樹脂、木部など
植物の様々な箇所からできますが取れる量はごくわずかです。
1tのラベンダーからは約3ℓしか取れず
ローズだと精油1滴を取るのに、約50本のバラの花びらが必要となり
かなり濃縮された状態で精油が生成されます。



フランスでは医療行為として薬理効果によるトリートメント法と
内服法の使用が実施されていますが
(内服法は身体へのリスクが高いため、日本では実施されていません)
ホリスティックな観点でのトリートメント法と芳香浴
吸入法が世界的には一般的となっています。



トリートメント法で使用する精油成分は
分子量が小さいので容易に皮膚へ浸透します。





毛穴、汗腺、皮膚腺と皮脂膜や皮膚内部の脂質に溶け込む形で浸透し
皮膚の真皮層にある毛細血管やリンパ線を通じて体内に入った成分は
血流に乗って全身へ運ばれ、組織や器官に働きかけます。




中医学の理論で「表裏論」と言うものがあります。

表は皮膚と筋肉を含み、衛気が管理しています
(衛気は身体を保護し、細菌やウイルスなどの病の原因となる
 外からの侵入物に対する抵抗力のことです。)


その観点から見ると
トリートメント法では肩こりや腰痛、筋肉痛などの鎮静、鎮痛効果
また、殺菌効果にも有効なため
部屋の除菌、風邪、感染症予防、皮膚疾患の予防としても使用できます。



もうひとつ、アロマテラピーの利用法に吸入法があります。

香りの分子が鼻の空洞を通り粘膜に付着します
その情報は、嗅細胞に届き神経インパルス(電気信号)に置き換えられ
脳の大脳辺緑系に直接伝わり、自律神経の中枢である視床下部を経て
内分泌系、免疫系にはたらきかけ心身に影響します。





また、気管支や肺に入った成分は肺胞でのガス交換の際に
毛細血管を通じて血液に入り、血流に乗って全身に運ばれます。

体内に入った成分は体内を巡り腎臓、肝臓に運ばれ
解毒・代謝され不要なものとして尿や便、呼吸(吐く息)、汗などから
体内から排泄されます。


このような作用は
肺や呼吸器系疾患、あるいは花粉症の予防にも有効となります。





アロマセラピーでは皮膚や筋肉の鎮痛・鎮静作用に優れているのに対して
ハーブの作用としては内臓器官などの
身体の内部から働きかける作用に優れています

話を先ほどの中医学による表理論へ戻すと
裏は重要な内臓器官を含み、営気により維持されています


特に腹痛や膨満感、過敏性症候群などの胃腸や
高血圧や低血圧などの血管障害
生活習慣病から起こる内臓器官の予防に作用します


風邪やインフルエンザ、その他の感染症でも有効です
アロマテラピーでは皮膚を守り保護する作用が
ハーブでは内部に侵入したウイルスに対する免疫力を高めてくれます

アレルギー疾患ではアロマセラピーでは皮膚炎
ハーブでは花粉症などが有効でしょう


ストレスや精神疾患の作用には現代医学で使われている薬より
副作用も無く穏やかに心身の内部に働きかけてくれます

セントジョーンズワートは現代でも国によっては
心療内科などで処方されていますし
ラベンダー、ローズ、レモンバームなどなど多くの薬理作用が
アロマセラピーで濃縮して精油として利用されています



ハーブでもチンキや浸剤などの外用でも使用できますが
アロマテラピーのほうがより作用が働きかけてくれると思います

しかし、グリセリンなどで作ったチンキに精油を混ぜて使用できますし
アルコールで作ったものは作った後でも保存が利き
外用内容共に利用できるというメリットも忘れることはできません

ハンガリーウォーターを作ったときに残ったハーブはガーゼなどに包み
お風呂に入れると、お風呂上りに肌がスベスベになり
違いがはっきりとお分かりいただけると思います



まとめ

アロマセラピーは外用薬として筋肉の鎮静・鎮痛など
あるいは皮膚の保護として使用が適しており
ハーブは内臓器官の予防としてそれぞれ使い分けることができます




にほんブログ村 その他趣味ブログ 四柱推命へ 
       にほんブログ村






<img src="http://west-cities.com/yohaku.gif" width="5" height="5" alt=" 風水 四柱推命 仕事運 健康 金運 アップ 鑑定">

JUGEMテーマ:代替医療全般
| 風水鑑定士 : 仁詞 | 精油の利用方法 | comments(0) | - | pookmark |
Comment
name:
email:
url:
comments:
Search
Profile
Category
Archive
Latest Entry
Recent Comment
Links
Admin
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>
にほんブログ村
にほんブログ村 その他趣味ブログ 四柱推命へ
にほんブログ村
LINE公式アカウント
友だち追加数
Mobile
qrcode
無料ブログ作成サービス JUGEM